今回は、炉の女神である、「ヘスティアー」(ウェスタ)についてです!※ウェスタはローマ名
概要
炉の神であるヘスティアーですが、古代ギリシアにおいて炉というのは、家の中心的存在でした。、従ってヘスティアーは、家庭生活の守護神として崇められてきました。また炉は、犠牲を捧げる場所でもあり、祭壇・祭祀の神でもあります。
「炉の神」という称号のせいもあってか、オリュンポス12神の中ではどうしても地味な存在です。(場合によって、オリュンポス12神この枠は、ぶどう酒の神ディオニュソスと入れ替わることもあります。)
ちなみにオリンピックの聖火はヘスティアが司る炉火という説もあります。
ゼウス、ポセイドン、デメテル、ヘラ、ハデスとの兄弟。
アトリビュート
アトリビュートというのは、神話上の神と関連付けられたもののことです。
つまりここでは、ヘルメスが描かれる際、一緒に描かれるもののことを指します。(アトリビュートを知っておけば、その作品にいるのが誰なのかなどを判別できます!)
炉です。炉の女神ということで、そのままです。
作品
では、作品を見ていきます。
不詳なことばかりですみませんm(__)m 分かり次第、更新します。
中央で炎が燃えています。絵の左側で立っているのがヘスティアーです。
腕で炎が燃えているものを持っています。ただしこちらの作品は、正確にはヘスティアー(ウェスタ)本人ではありません。
「ウェスタの処女」 について知っていただければ、この作品についてもなんとなく分かると思います。↓
正直いいます。ヘスティアーは地味過ぎて他の神々に比べて本当に作品が少ないです。(ヘスティアー自体が温厚な性格であるため、目立った神話などがそもそもないため描かれにくかったと考えられます)
最後に
今回は「オリュンポス12神を美術的観点から見る」でラストの1柱となった、ヘスティアーを見てきました。最後だというのに、情報が怪しい記事となってしまい申し訳ありません。
炉の神として家庭生活の守護神であったヘスティアーは、最も人間と近い存在である女神であったと言えるかもしれません。
読んでいただき、ありがとうございました!